診療科によって人気にも大きな差があるのが医療現場の実情であり、看護師は自分の興味に沿って診療科を選んでいることが多い。女性の看護師から特に人気のある診療科の一つが、小児科だ。もともと母性を持っていて、子供の世話をするのが好きだという人は少なくない。そのため、子供好きだからという理由で小児科を選んでいる人が多いのが実情だろう。
必ずしも子供好きだというのが理由になっているとは限らないが、小児科を選ぶ人はまず自分の興味に従って選んでいるといえる。もともと他の診療科に比べてもアクシデントが多く、必要な知識も広いことから、仕事としては厳しい診療科といっても過言ではない。
その状況があるにもかかわらず小児科を選んで働くからには、自分の興味が仕事に合っていないと辛くなってしまうだろう。あえて厳しい道を選ぶからには、興味に沿って選んでいるのが通常なのである。子供好きだという他にも、将来性を考えていることは少なくない。仕事が忙しくて必要な知識も多いということは、それだけ自分の成長を促しやすい現場なのだ。
また、自分の生活に生かす目的で小児科を選んでいる看護師もいる。医療現場で得られた知識は生活に生かしやすいという特徴があるが、特に子育てのことを考えると小児科で身につける知識が将来的に必ず役に立つと信じられていることが多い。興味の持ち方は人それぞれではあるものの、興味がしっかりとした目標につながって、厳しい医療現場で働くことができるようになっていく。